河北新報のいちばん長い日「071」

スカイマンタ

2012年11月03日 00:15

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 河北新報社の「河北新報のいちばん長い日」をご紹介します。河北新報社と聞いてもご存知の方は多くないかと思います。

 新聞社には大まかに3種類あり、全国紙(朝日・毎日・読売・産経・日経)は文字通り全国で販売しています。全国の反対は地方紙で、沖縄タイムスや琉球新報などが分類されます。河北新報社は仙台に本社を置く新聞社で、ブロック紙と分類されます。宮城県だけでなく、東北地方各県で販売されています。

 東日本大震災の被害を受けた河北新報が、被災地の新聞社としてどのように向き合ったかが記されています。阪神大震災の被害を受けた神戸新聞と同じような状況に見舞われています。新聞を休むことなく発行する手段は機能しますが、取材活動に苦悩する状況は同じでした。

 全国紙が記事にセンセーショナルな見出しをつけて読者の気を引こうとするのに対して、被災者の目線で記事を書き続ける苦労も紹介されています。残念ながら地震を防ぐことは不可能なので、このような苦難に遭遇する新聞社が現れるでしょう。その時には神戸新聞や河北新報の経験が活かされる事になるでしょう。

 まもなく地震発生から2年となります。いまだに復興どころか、復旧すらしていない有様です。それどころか復興予算として計上されたお金が、こじ付けとしか思えないようなところで使われています。このことが発覚しても「以後の予算は十分に精査して使う」というだけで、無駄に使われるお金が本当に苦しんでいる人に役立たない復興予算はありえないと思います。

 霞ヶ関や永田町自身が同じようなつらい経験をしないとだめなようです。情けないことです。



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